ラブレターの書き方
好きな気持ちを伝える方法はいろいろあります。
顔を見て告白する、電話で伝える、最近ならメールやLINEという方法もありますが、ラブレターもその1つです。
「今どきラブレターなんて…」と思った人もいるかもしれません。けれども、いくら愛の言葉を並べても、メールの文字からは、心の奥の想いまでは決して伝わってはきませんね。
こんな時代だからこそ、心のこもった言葉で綴られた、いつまでも手元に残るラブレターは、大きな価値があるのです。
そこで、より気持ちが伝わるラブレターの書き方のポイントについてご紹介しましょう。
簡潔にまとめる
言いたいことはたくさんあるかもしれませんが、ダラダラと長い手紙は本当に伝えたいことが相手にきちんと伝わらなくなります。
まして、受け取った人に「読むのが面倒」と思わせては台無しです。
特に好きになった経緯や理由をしっかり説明したいところですが、これは短くまとめるのがコツです。
また、「好き」という気持ちは最後ではなく、早めに伝えたうえで、その経緯や好きなところを簡潔に述べるとよいでしょう。少し物足りないと感じるくらいがベストです。
相手を喜ばせる
手紙を読んだ時、受け取った人がうれしくなるような言葉を入れること。
そのためには好きだという気持ちだけではなく、褒め言葉も駆使しましょう。
ただし、あまりにも褒めすぎると白々しくなり、興ざめされてしまいますので、ほどほどが肝心です。
まずは、相手の好きなところやよいところを書きだし、その中から2~3つに絞るとよいでしょう。
書きだしに注意
いきなり「あなたが好きです」と始めるのはNGです。
まずは、「こんにちは」または「はじめまして」のような挨拶から始めましょう。
意外かもしれませんが、この一語で印象が大きく変わります。
そして突然の手紙を詫びる一言を続けます。ラブレターをもらった相手は、少なからず突然のことに驚いているはずです。驚かせてしまったことを詫びることで、気遣いができる人という印象を与えることができます。
また、顔見知りの相手は別として、あまり話したことがない人や陰から見ていただけの人は、自己紹介をすることも大切です。
稀に封筒に自分の名前を書くのを忘れる人もいるようですが、誰からの手紙かわからないほど、気味が悪いことはないので注意しましょう。
自分の言葉で
ドラマのセリフのようなキザな言葉を使う必要はありません。
また、あまりにも慣れ慣れしすぎたり、執着が強く相手が恐怖を感じるような表現は避けましょう。
どこかで聞いたセリフではなく、自分の素直な想いを言葉にすることです。悩んだ時は、相手に話かけるようなつもりの話し言葉で書いてみましょう。
どうしたいのかを明確にする
ラブレターはただ気持ちを伝えて終わりではありません。自分がどうしたいのかを明確にすることが大切です。
好きだという気持ちを伝えたら、まずは友達になりたいのか、すぐに交際したいのかなどをはっきりと書いておきます。
返事がもらえるように、自分の連絡先を記載することを忘れないようにしましょう。
丁寧に手書きする
字がキレイかどうかということはラブレターを書く時にはあまり関係ありません。
どんなに下手でも、いかに丁寧に心を込めて書いてあるかが重要です。
心を込めて書いた文字からは、必ず気持ちが伝わるはずです。
ただし、カラフルなペンを使って華美な装飾をしたり、やたらとビックリマークを乱用するのはおすすめできません。
相手が読みにくいのはもちろん、少しふざけた印象を持たれる可能性があるので気をつけましょう。
便箋と封筒
ラブレターをノートの切れ端やメモに書くのは絶対にしてはいけません。
なぜなら、どんなに気持ちを込めて書いても真剣さが伝わらないからです。
受け取った相手も本気なのか冗談なのかと困惑してしまいます。
必ず、便箋に書いたものを封筒に入れて渡しましょう。
便箋は、派手な模様があるものよりも、シンプルなデザインのものがおすすめです。
内容を邪魔しない程度の薄い模様か、淡色のものがよいでしょう。
レイアウトは縦書きでも横書きでもOKです。