新郎から新婦への手紙 例文

○○へ

○○は、僕がこんなふうに手紙を書いてくるなんて、夢にも思っていないだろうから、びっくりしたでしょう。もちろん照れくさい気持ちはあるけれど、逆に、これまで面と向かっては言えなかった感謝の気持ちを伝えるチャンスだと思い、手紙を書くことにしました。どうぞ聞いてください。

僕は、○○と一緒にいるといつも癒されます。仕事が忙しい時や疲れた時も、○○と電話で話したり週末に会ったりするたびに、生き返るような気がしています。
いつも優しく、思いやりをもって接してくれてありがとう。僕のわがままを寛大な心で受け入れてくれることに、感謝しています。
ただ、これからは一緒に暮らすのですから、いつまでもわがままではいけないですね。できるだけ自粛しようと思っていますので、期待していてください。

それから、結婚することになって、「片手間で仕事をしたくないから」という理由で退職を決めたけど、職場の皆に負担が増えることをとても気にしていましたね。決意を固めるまでは、僕に見せている以上に悩んでいたのではないかと思っています。また、家庭に入ってしまい、仲の良い同僚と会えなくなるという淋しさもあったでしょう。

そう思ったのは、退職する日の帰りに会った時、○○が持ち切れないほどのお祝い品を両脇に抱えているのを見たからです。会社の方々からの心のこもった贈り物やあたたかいメッセージを見せてもらい、感動すると同時に、○○が周りの人とどんなふうに付き合い、どんな姿勢で仕事をしてきたのか、わかったような気がしました。

真面目な○○のことだから、きっとどんな仕事にも一生懸命に取り組み、会社の中で大事な役割を担っていたのでしょう。それなのに、退職するというのは、心苦しかったと思います。そんな大変な想いをして、僕のところへ永久就職すると決めてくれたのだと思うと、改めて身の引き締まる想いがしました。

絶対にこの選択を後悔させることがないよう、○○のことを一生大切にしていくことを約束します。僕を信じてついてきてください。

優しい○○となら、必ずあたたかく楽しく、幸せな家庭を作れると思っています。もちろん、長い人生の中ではいろんなことがあるかもしれませんが、お互い協力し合いながら、いつまでも仲良く歩いて行きましょう。これからよろしくお願いします。